住宅ローンは全額借入したほうがお得


将来のマネープラン、シミュレーションをいろいろしているときに、「あれ?住宅ローンって、頭金をある程度出したけど、全額借入しておいたほうが良かったんじゃね?」ということに気づきました。

ということで、それぞれのパターンで整理してみました。

●前提条件
購入物件:3,580万円
住宅ローン借入時の各種手数料の計算は省略
変動金利であるが、比較するための便宜上、金利は変わらないこととする

●パターン1(実際に行ったのはこちら)
頭金:580万円
住宅ローン借入:3,000万円
金利:0.570%
借入期間:35年

返済総額:33,098,804円
支払利息総額:3,098,804円
住宅ローン控除額合計:2,565,392円

支払金額合計:33,098,804-2,565,392=30,533,412円
支払利息-住宅ローン控除額:533,412円

●パターン2(頭金を0円で、繰上返済なし)
頭金:0円
借入金額:3,580万円
金利:0.570%
借入期間:35年

返済総額:39,497,959円
支払利息総額:3,697,959円
住宅ローン控除額合計:3,061,371円

支払金額合計:39,497,959-3,061,371=36,436,588円
支払利息-住宅ローン控除額:636,588

●パターン3(頭金を0円で、11年目に580万円を繰上返済)
頭金:0円
借入金額:3,580万円
金利:0.570%
借入期間:29年3ヵ月(返済期間短縮型の繰上返済のため)

返済総額:38,755,640円
支払利息総額:2,955,640円
住宅ローン控除額合計:3,061,371円

支払金額合計:38,755,640-3,061,371=35,694,269円
支払利息-住宅ローン控除額:-105,731

●結論
パターン1(頭金を580万円)とパターン3(頭金を0円、11年目に580万円を繰上返済)で比較した場合、支払い総額で60万円くらい変わってきます。
それは、金利が0.57%なのに対し、住宅ローン減税でローン残高の1%が10年の間、毎年還元されるため。この差があるので、お金を借りてるのに、支払利息以上にお金が返ってくる。
変動金利なのでずっと0.57%でいくことはないと思いますが、金利が1%未満のうちは、パターン3に優位性があります。また、もし金利が1%を超えたら、そのタイミングで580万円を繰上返済してしまえば、パターン3がパターン1より損になることはない。
さらに、パターン3では、頭金で支払うはずであった580万円を、11年目に繰上返済するまで、運用で増やすことだってできる。

いやー、頭金0円で借りればよかったなぁ(実際に頭金0円で金融機関が貸してくれるかどうかは別の話ですが)。

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