飯田産業の家のフローリング
飯田産業の家に住み始めて、数週間後のこと。
フローリングがつるつる滑って、子供がよく転んでいました。僕も転ぶまではいかないけど、滑ってました。
危ないなぁと思い、対策についてネットで調べていると、ワックスを塗ると効果があるというのを発見。
そういや保護のためにもワックス塗っといたほうがいいなと思い、とりあえずフローリングの素材について確認してみると、大建工業のサンロードアートという床材というものでした。
で、この床材はワックスフリー(ワックス不要)と書いてありました。
ワックスしなくていいの?手入れが不要なの?
サンロードアートという床材
さらにこの床材について調べてみると、ワックスが不要、というよりワックスができないもののようでした。
サンロードアートは、MDFという繊維板の上に木目をプリントしたシートを張ったもの。
なので、表面のシートは木ではないのでワックスを弾いてしまうし、土台のMDFは水に弱いので、そもそもワックスができない。
もし表面にキズがついて、その下にあるMDFが水を吸ってしまうと膨張したり、変形してしまったりするようです。
家を買ったとき、営業の人が「フローリングのフロアコーティングを業者に依頼する場合には床材についてしっかり説明して下さい」と言っていたのですが、その意味がやっとわかった。
上記の通り、サンロードアートは木ではないので、通常のフロアコーティングはできないようです。
サンロードアートとの付き合い方
ということで、ワックスできないので、結局フローリングの手入れは何もしていません。
住んで1年経ちますが、傷がついたりはほぼなし。表面を強化する加工をしているようなので、傷がつきにくいのかも。
掃除は、掃除機かけてたまに水拭きをしているくらい。あんまり気にしていませんが、水に弱いとのことなので、水拭きは固く絞った雑巾でやったほうがよさそうですね。
とりあえず1年住んだ限りでは、特に問題なく使えています。むしろ手入れ不要なので無垢材のフローリングよりも管理はラクだと思います(無垢材と違って風合いの良さとかはまったくありませんが)。
本皮は手入れ次第で長持ちするけど、合皮は劣化していくのみ。それと同じで、偽者の木のフローリングは劣化していく一方でしょう。
住むのに困るレベルまで劣化(床が変形?)したら、そのときはそのときで、リフォームするしかない。
安めの家を買ったんだからそこは割り切って過ごしていきます。
ちなみに、床がつるつる滑るのは最初のうちだけで、しばらくするとなくなりました。